
移住した友人を訪ねて
滋賀県に行ってきた。
滋賀県といえば
県のキャッチコピーが「ムーブメント、滋賀。」
ということくらいしか知らず
(ちなみに今調べたら変わってました)
ごくたまに乗り換えで降りる米原駅が
死ぬほど何もなくて
絶望していたのもありノータッチでした。
はじめて滋賀という場所のいろいろに出会った。
友人夫婦が
琵琶湖の北西のあたりの古い一軒家をリノベーションしながら暮らしている。

あたりはフラットで
田園と夏の青空
とにかく広く
そして静かである

家は彼らの手の入れ方によって
水回りや寝室が綺麗にまとまっている
リノベーションされた
キッチンが広く
家の中心を支えている


キッチンから外がよく見える。
何回かに分けてリノベーション工事を行うようで
現在はフェーズ1を終えたところ
秋からフェーズ2がはじまる。
ふたりの静かな暮らしの拠点。
風鈴がなびいて、よく風が通っていた。
⚫︎メモ1
都市で一生懸命やっていること
それはなんなんだろう
ゆるやか&穏やかに暮らしながら
自分たちの巣をつくって
適切な量の欲望と遊び心を満たしながら
自分たちのペースで
遊んだり暮らすこと
それでいいじゃないか
⚫︎メモ2
家が変わると
私はこうだと思っていたことや
その範囲が変わり
少しずついろんな視点が生まれていく
人は居住空間に私を作られ
私が居住空間を作るという
双方向のやり取りがあるように思う
空間は拡張された自分のようなものだ

やたらと水路があった
そこで魚が泳いでいたりして
水の巡りの豊かさをほうぼうで目撃した
いつも傍に流れがあるような。
気になって調べてみると
琵琶湖に向かってあたりを囲む山から水が流れ込んでおり
それらの流域に文化が育まれていることに気が付く
地図で確認すると
僕が滞在した高島のあたりは比良山から流れ込んできている。
参考:
歴史で学ぶ通り、
人間の文化や営みは
水辺で起こってきたわけだ。
そういう意味でもこの場所にはまだ風景と呼べるものが残っている気がした。
